創刊号 目次
・巻頭言 会長:田沼武能
・JPCAとは(諸団体とのつながり)
・写真著作権とJPCA(沿革)
・著作権者IDの使い方
ダウンロード: JPCA-NEWS-001.pdf
巻頭言
ニュース発行にあたって
本写真著作権協会の設立は1971年だが、その前身とも言える全日本写真著作権同盟が組織されたのが1965年7月28日である。初代会長に渡辺義雄先生が選出された。参加団体は全日本写真連盟、日本広告写真家協会、日本肖像写真家協会、日本写真文化協会、日本写真家協会の5団体であった。
1966年10月に行われた第1回の写真著作権をまもる会全国集会には602名の参加者があり、いかに活発であったか伺い知ることができる。
そして1971年1月に新著作権法が施行され、その年の5月に写真著作権の管理機構として日本写真著作権協会が発足した。
2003年に有限責任中間法人となり、2009年に現在の一般社団法人として活動するに至った。
その歴史は、戦後の写真著作権を、他の文芸美術と同様、保護期間を「死後50年」に改正させる原動力として活躍してきた輝かしい実績を持つ団体である。
また、外部との関連事業として複製権センター(旧複写権センター)に参画して、コピー機により発生する著作権使用料の分配金の受け皿となっている。
この複製権使用料金は作者の特定ができないため、当協会が分配を受け、事務局の運営と写真に関わる文化事業への推進に使わせていただいている。
写真のデジタル化により様々な新しい問題も生じており、それらを解決すべく協会が活躍している。
今回、団体として初めてニュースを発行することになった。ニュースは協会の活動状況を会員及び関係各位にお知らせすると同時に、協会の歴史記録の一翼を担うことを願っている。