第8号 目次
・巻頭言(公社)日本写真協会 代表理事会長 宗雪雅幸
・最新ニュース シーピープラスセミナー『肖像権こんなときどうする』
・スペシャルレポート『日本における追及権導入の可能性』
・シリーズ著作権『著作権を上手に使う』
・その他
ダウンロード: JPCA-NEWS-008.pdf
巻頭言
公益社団法人日本写真協会
代表理事会長 宗雪 雅幸
公益社団法人日本写真協会は写真の普及を図り、写真を通じて国内および海外諸国との文化交流を行なうために、1952(昭和27)年に創設されて以来、来年で65周年を迎えます。
今年4月末の会員数は1,728名、66社の賛助企業、団体から成り立っています。
日本写真協会賞は現在迄に480名の写真家と、42団体が受賞し我が国で活躍する写真家が多く受賞し、日本を代表する写真賞として評価されています。
1995年、東京都写真美術館と共催で写真文化を国内や海外に向かって発信するために東京写真月間を創設しました。東京写真月間は毎年6月1日(写真の日)を中心に5月から6月までの50日間、都内の多くのギャラリーの協力を得て15の写真展を主催し、セミナー及び出展写真家との懇親会を行い、懇親を深めています。
イベント内容は、伝統のある日本写真協会賞受賞作品展を開催するほか、国内展と国際展「アジアの写真家たち」展を主要な企画展として開催しております。
また、当月間はプロ写真家のみならず、アマチュア対象の公募展「写真の日記念写真展や「1000人展:わたしのこの一枚」も人気です。
写真を通じて海外諸国との写真の交流活動も活発に行っています。
アジアの国々の写真家たちによる写真展の開催や日本写真協会賞を受賞した新進写真家の写真展の海外での開催などによって両国の写真関係者との交流を深めています。
そのほかの事業としては、小学生を中心にピンホールカメラによる実写を行う写真教室は写真の原点の体験授業として人気です。過去1年間の国内外の写真に関する情報を満載した『日本写真年鑑』は我が国の写真関係の記録集として各方面で高い評価を得ております。